(※)堆肥ってなあに?
・ 堆肥は土壌改良資材となるため、良い土づくりには欠かせません。継続して入れることで土をフカフカな状態にしてよい作物ができるようになります。いちごの場合はどんな堆肥(腐葉土、畜フン堆肥、残飯をコンポストで堆肥化したもの、その他)でも問題ありません。
・ 堆肥は連作障害の防止に有効なため、畑の状態にもよりますが、いちごを初めて作る畑なら入れなくても大丈夫です。
・ ポイントは、完熟した堆肥を使うことです。完熟堆肥は、土に混ぜてからすぐに定植することができます。当園では、畑の全面に堆肥を入れますが、家庭菜園の場合は植穴にひとつかみ堆肥を入れ、よくかき混ぜてから水を入れ、苗を植えればOKです。
・ 堆肥として家庭の残飯を使用したものを使う場合は、残飯は動物性有機物も含まれており非常に栄養豊富なため、肥料は少なめにする必要があります。肥料なしでもOKなくらいです。
・ 堆肥のほかに使用する土壌改良資材としては以下のようなものがあります。使用量は袋に明記されている分量を守ること、また、定植や種まきの2週間以上前に畑の土になじませることが大事です。
化石石灰・有機石灰・苦土石灰 その他
・ いくら肥料をあげてもいちご(ほかの野菜も含めて)がうまく育たない場合は、土壌のPHが酸性に傾いていることが多いので、上記のような石灰質の土壌改良資材を入れます。
・ 土壌が酸性に傾いているかの判断方法ですが、もちろん土壌分析をするのが良いですが、家庭菜園程度ではなかなか難しいですよね。方法としては、作物の育ち具合をみて判断するやり方があります。特にPHに敏感な作物は、ほうれん草です。酸性に傾いた畑では芽が出ても育たず、葉が黄色くなって枯れてしまいます。
・ そのほかにも、写真のようなPHメーターで調べるのも一つの方法です。ホームセンターで2000円程度で購入できます。
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